オリンピック

タナベカズヨシ

2011年06月14日 23:27

次のオリンピックに向けての日本代表チーム、U22代表の活動が始まっている。
沖縄からは、名護の中学校から流経大柏高校、そのまま流経大の4年になっている比嘉が、
サイドバックでレギュラーとなっている。
右も左も、チーム事情ではセンターバックもやれる貴重な選手だ。

同じく、ヨーロッパの代表を決めるのが、
U21欧州選手権。
英国代表チームで臨む
(つまり、イングランド代表、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドなどに分かれない)
ホストチームを除き、この選手権の上位3チームが、
ロンドンオリンピックに出場する。
3チーム? そう、ホストを除くと、サッカーの最先進エリアである欧州からも3チームしか出られないのだ。
基本的に23歳以下の選手で構成されなければならないし、
つまりいろいろな意味で、
サッカーの世界最高の大会であるワールドカップと、各種競技の複合であるオリンピックは違いがあるのだ。

この大会、そして、U17欧州選手権などの様子をみると、
次の世代の欧州の勢力図がわかる。
しばらく前のU17選手権で優勝したのが、
フランスであり、エースが現在レアルマドリッドのベンゼマ。
近年はスペインの優勝も多い。
2009年のU21での優勝はトルコ。
いわずとしれた現在レアルマドリッドのエジルなどが活躍したのだ。
世界レベルでは、古くはマレーシアで行われたU20選手権、
日本からは中村俊輔や柳沢、宮本らが出ていたが、
この時のフランスのエースがアンリだった。

アーセナルのロッカールーム


さて、フランスのU21代表チームは、
「レキップ・エスポア」と呼ばれる。
レキップとは、チームの事、
そしてエスポアとは「希望」という意味だ。
つまり、未来への希望のチームということであり、
とても素敵な呼び名だと思う。

日本の代表チームも、未来への「希望」のチームとなると嬉しいのだが。